よくあるご質問

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一般的な事柄について

ハイアンカー取扱店をご紹介させていただきます。弊社営業までご連絡ください。
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あと施工アンカー自体に、JIS規格はありません。しかし、JCAA((社)日本建築あと施工アンカー協会)による製品認証制度があります。これは、JCAAが評価認証審査基準に基づいて審査し、所定の品質性能が確保されている製品を認証するものです。

 

ハイアンカーCタイプ(芯棒打込み式)とNタイプ(本体打込み式)については、一部認証を受けています。個別の認証状況は、弊社カタログに記載(型式表示の前にJCAA認証マーク)がありますのでご確認ください。(PDF版のカタログをこちらよりダウンロードできますのでご利用ください)

 

新幹線ホーム、アリーナ、ショッピングセンターなどの椅子の固定、配管・ダクト取付、機械設置、エレベーターのガイドレール固定、空調工事、看板取付、軽量天井の取付、電気工事、フェンス取付、防音壁固定、サッシの外枠・窓枠取付、ドア枠固定、階段の手摺取付、自動販売機固定、衛星アンテナ取付、雨どい取付など、コンクリートへの各種器具・機材等の取付・固定。

 

あと施工アンカーは、所定の手順及び条件で施工しないと、施工不良または強度不足となります。このため、アンカーの取扱者が、アンカーの施工に必要な知識と技量を持っていることを、JCAA(㈳日本建築あと施工アンカー協会)が認定する資格で、
・あと施工アンカー施工士
・あと施工アンカー技術管理士
・あと施工アンカー主任技士
があります。

 

材質、表面処理に関して

SUS304を代表とするオーステナイト系ステンレスは、材料の段階では、ほぼ、磁性はありません。しかし、製品化するに当たって、様々な加工を施すことにより、磁性を帯びることがあります。このため、アンカーの場合、ステンレス製品であっても磁石につくことがあります。なお、一部アンカー芯棒に使われております、SUS431などのマルテンサイト系ステンレスは、強い磁性を有するため、鉄のように磁石につきます。

 

ステンレスとは、さびにくい材料ということであり、実際は、使用環境によってさびることもあります。

 

耐食性は「鉄製(電気亜鉛めっき)<溶融亜鉛めっき<ステンレス製」という順で高くなっていきます。

 

通常ステンレスといえばSUS304がよく使用されており、その耐食性は信頼性があります。
SUS316とは、SUS304の耐食性をさらに向上させた材質で、海辺など、SUS304でも腐食するような環境で多く使用されています。

 

電気亜鉛めっきの通称で、正確には「電気亜鉛めっき+六価クロメート処理」および「電気亜鉛めっき+三価クロメート処理」と言います。
違いとしては、まず、「六価クロメート」皮膜の中には、人体に影響を及ぼす六価クロムが含まれているのに対し、「三価クロメート」皮膜には六価クロムが含まれていないと言うことです。
外観上において、一般的には、六価クロメート(有色)は黄味がかっているのに対し、三価クロメートは白っぽい色合いとなっています。
耐食性については、六価クロメートのほうが高いと言われております。
注)六価クロメート製品の取り扱いにおいて、皮膜中の六価クロムが皮膚などに接触することはありません。

 

カタログの性能値について

最大引抜荷重とは、アンカーに引き抜きの力を加えた場合に、アンカーの抜けもしくはコンクリート等の破壊を伴うまで、力をかけ続けた間に記録した荷重の最大値です。したがって、設計時には、この値をアンカーの強度としないでください。
許容引抜荷重とは、引き抜きの力が加わっても、アンカーの抜けもしくはコンクリートが破壊することなく取り付け物を保持している荷重です。設計においては、この値を基準として、施工条件によってはこの値を減じるなどしてご使用ください。

 

カタログの『アンカーの設計にあたって』のページや、耐力計算書に計算方法が記載されておりますので御利用下さい。
› 耐力計算のページへ

 

引抜荷重とは、アンカーをコンクリートから引き抜く方向にはたらく力のことです。
せん断荷重とは、アンカーに対しコンクリート面と平行にはたらく力(アンカーをせん断しようとする力)のことです(下図参照)。

 

引抜荷重とせん断荷重のイメージ

長期荷重とは、天井に施工したアンカーに機材を取り付けた場合のように、常にアンカーにかかる荷重のことです。
短期荷重とは、地震や時々起こる振動により発生するような、短期間にアンカーにかかる荷重のことです。

 

以前は荷重(=力)を表す単位として“kgf”という単位を使用しておりました。現在はSI単位と呼ばれる国際単位系が標準となっており、荷重を表す単位は“N”となりました。公にはSI単位の使用が正式なものとなっているため、弊社も最大荷重を表す単位として“N”を採用しております。
なお、1kgf≒9.8Nと換算できます。例:1000kgf≒9800N

 

アンカーをコンクリートへ埋め込む長さのことです。
コンクリート表面にモルタルやタイル等の仕上材や、取付物がある場合は、その厚さを差し引いた長さとなります(下図参照)。
仕上材や取付物の厚さを埋め込み長さに含めた場合、コンクリートに対する埋め込み長さが足りなくなり、所定の強度が出ないのでご注意下さい。

 

アンカーの埋め込み長さイメージ

コンクリートの強度を表す数値で、コンクリートに圧縮の力が加わった場合、単位面積あたりどのくらいの力でコンクリートが破壊するかを表す数値です。数字が高いほど強いコンクリートと言えます。
このコンクリートの圧縮強度が、アンカーの強度に影響を与えます。つまり、圧縮強度が低いと所定のアンカーの強度を発揮することが出来ません。また、ひび割れなどの欠陥があるコンクリートでもアンカー強度の低下が起こります。

 

M10のMは、メートルねじの規格で作られたものという意味で、その後の数字の10は、ねじの直径が10㎜で有ることを表しております。
W3/8のWは、ウイットインチねじの規格で作られたものという意味で、その後の数字は、ねじの直径が3/8インチ(≒9.5㎜)であることを表しております。

 

施工上の質問

あと施工アンカーの型式(タイプ)によって施工方法が違います。使用される型式(タイプ)の施工方法をカタログや施工要領書などによりご確認下さい。
カタログ・施工要領書のダウンロードはこちら

 

コンクリート以外には、施工しないでください。所定の強度がでません。

 

埋め込むことは可能です。ただし、ナットタイプ、テーパーナットタイプ、セットタイプのように打ち込み棒を用いて施工するタイプのアンカーの施工には注意が必要です。反対に、埋め込み長さが浅い場合、所定の強度がでません。

 

指定のドリル径より太いドリルで穿孔した孔に、アンカーを施工すると所定の強度が出ません。反対に、細いドリルで穿孔した孔に、アンカーを施工しようとすると、施工不良の原因となりますので、必ず指定のドリル径で穿孔し施工してください。

 

必ず弊社指定の専用の打込棒をご使用ください。他社製の打込棒ですと、規格の違いにより、施工不良となります。また、その他のものをご使用になると、施工不良の原因となります。

 

・穿孔径が細い(ドリル径が細い、ドリルが磨耗している等)。
・コンクリートの孔内清掃が不十分(孔内にコンクリートの粉が残っている)。
・穿孔深さが浅い(Cタイプアンカーのみ)。
・Cタイプの場合ナットが取り付けられていない底あたりの施工。
・高圧縮強度のコンクリートに施工している(圧縮強度36N/mm2以上)。
・軽いハンマーを使用している。
等が考えられます。

 

海外商品に関する質問

海外自社工場の弊社製品と混載出来ますので、少量でも可能です。海外企業からの直輸入の様にコンテナ単位での発注は必要ありません。

 

もちろん国内調達の様にはいきません。船での移動時間が必要です。海外出荷・出港・海運・入港・通関・納入・国内出荷で約2週間必要です。
製造に2週間かかるとすると、納期は合計1カ月程度です。

 

海外自社工場のスタッフに対し、鳥取本社工場での研修も行っております。2003年にはISO9001認証を取得し、協力業者の品質管理も厳重に行っており、日本の品質を確保しております。

 

少量での注文時にもコストが抑えられ、かつ素材から完成品までのトレーサビリティが取れるなど、日本企業の品質保証体制そのままでコスト削減をお望みの商品にマッチングいたします。

 

その他

実際に施工されている現場にて、アンカーの引抜試験を行うのが一番の方法です。
弊社で使用しておりますアンカー試験機には、移動可能なものがあります。
お気軽にご相談ください。

 

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